5月のNHKダーウインがきたでで放送された「 屋久島“伝説の超巨大杉”」で、縄文杉を超える巨大屋久杉に挑む調査隊が紹介された。
最新の科学技術と屋久島随一の山岳ガイド達が足掛け4年かけて調査し、未知の巨大杉を多数発見した。
a)レーダーで、地形を正確に計測。
b)台風の影響をうけない盆地部を調査。
c)水分の多い沢の周辺を調査。
樹齢1000年を越す物だけが屋久杉と呼ばれ、いままで屋久杉の中でも最大を誇るのが「縄文杉(幹周:16.1m 樹高:30m)」とされてきた。
当時の幹周の順位
- 1)縄文杉 高さ25.3m 幹周16.4m 推定樹齢2,000年代~7,200年
- 2)大王杉 高さ24.7m 幹周11.1m 推定樹齢3,000年
- 3)大和杉 高さ34.9m 幹周10.2m 推定樹齢3,000~4,000年
- 4)万代杉 高さ13.2m 幹周8.6m 推定樹齢 3,000年
- 5)紀元杉 高さ19.5m 幹周8.1m 推定樹齢3,000年
- 5)弥生杉 高さ26.1m 幹周8.1m 推定樹齢3,000年
- 今回それを超える大樹を発見した。幹周16.73m!縄文杉以上の大きさ。しかし根本は朽ちて空洞化。番組内で命名されることはなかった。「天空杉」となずけられたのは、 樹高が縄文杉を超える45m、幹周は縄文杉に次ぐ太さの12.4はmで2位。まだ成長するので、将来幹周も縄文杉を超える可能性がある。
- 今日9月のワイルドライフで、追加発表がされた。
- その途中発表は次の通り。
- 最終発表は次のとおり。
- 今後の調査でさらに変化する可能性がたかい。
- 屋久島は花崗岩の島で、植物の生長には不適な土壌である。
- 屋久杉は、花崗岩の上にはりついたコケの水分を栄養素として成長している。だから成長がおそく、年輪の密度が高い。
- しかも腐食防止の粘液を含んでいるので、倒木になっても枯れにくい。
- したがって良質の木材として、古くから着目されていた。
- これを租税の対象に提案した和尚の知恵で、京都の古寺の廊下の床板に使われたのが初めらしい。
- 敗戦後、大量に伐採された時代があるが、今は保存と観光の対象となっている。
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