1920年代から第二次世界大戦が終わるまでのあいだに、中国を支援した独ソ英仏米5カ国の中で、蔣介石政権支援を国策としていたのは唯一アメリカだけでした。
アメリカ政府は、対中ローン供与を始めた1938年末から、最終的に中国から手を引いた1947年までの足掛け9年ものあいだ、国民党の蔣介石を支援しました。
ところがアメリカは、中国大陸での権益を求めて日本と対立し、戦争で日本に勝つことはできたものの、中国大陸を手に入れたのは中国共産党だったのですから、結果的にはアメリカ外交の大黒星です。
この敗北を、アメリカ政治史では「中国の喪失」(loss of China)と呼びます。
そして現在は、日本と同盟して、中国共産党の勢力拡大に対抗しています。
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