先日「在宅での看取りと緩和ケア病棟」の現状の話をきいた。
「来年やりましょう」などと確約ができなくなった高齢者としては、覚悟と準備をしなければならない問題が沢山あった。
まず急病のときの対応に、飛梅ネットに加入しておくこと。
延命治療など希望しないことを明確にしておくこと。
葬儀などの希望条件を子供たちに伝えておくこと。
葬の字は、死の字の上下が草で、自然に帰っていくこと。
木が枯れ、野菜がかれる(水分が離れる)ように、魂が離れていく。しかし人間の心には、死を悼み、怯える気配が付きまとう。
患者=人間+苦しみ
患者ー苦しみ=人間 にするのが
緩和ケア病棟 という考えだ。
昔は9割の人が在宅で死に、今は9割の人が病院で死んでいる。その中間をとりもって、苦しみでなく、さいわひに変えるケアをしてくれる病棟があれば有難い。先進国ではかなり多いそうだが、福岡県でもある程度増えているようだ。
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