歴史に興味を持って、有名人の記録や史跡を調べてきたが、同じ時代でも、その記録の多い人と少ない人の差が大きいことがある。
いま高齢化時代の終活人生訓として、断捨離が必要だと言われている。これを実行していた人物ほど記録が少ないわけだ。
わが身に振り返ってみると、歴史に残るほどにことは皆無の人生だが、せめて子孫くらいには何か残したいという気持ちがどこかにあった。
ある作家の本に、跡形もなく消えるのが美しい、文学碑などは景色の邪魔、文学館などは赤字になり地元の迷惑などと書いていた。
墓も遺産も葬儀もない終わりに向けて、書籍や写真の廃棄作業から、はじめている。私の今年の文字は「捨」である。
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