2022年9月29日木曜日

アルザス=ロレーヌ地方の思い出。(改訂版)



アルザス地方



昨日のテレビで、フランスのアルザス地方の風土紹介があり、昔一度旅した記憶がよみがった。

独・仏の国境地区にあり、今のウクライナのように、領土争いの歴史をもつ地方である。

アルザス=ロレーヌは元々ドイツ語文化圏に属し、特にアルザスで話されるアルザス語南部ドイツ語方言であるアレマン語に属する低地アレマン語ドイツ語版の一方言である。

元来はドイツの前身である神聖ローマ帝国の支配下にあり、住民の大多数はドイツ系アルザス人アレマン系)だが、ドイツ帝国領時代は「ツァーベルン事件」で差別的な支配を受けることもあった。

鉄鉱石石炭を産出するため、しばしばフランスとドイツとの間で係争地となったことで知られる

第二次世界大戦以降はフランス領となったが、中心都市であるストラスブール(シュトラスブルク)には、それ以後、欧州の主要な国際機関が多く設置され、国を超え、欧州統合の象徴的な地域となっている。

旅した時は知らなかったが、広い葡萄園とおいしいワインの産地でもあるようだ。

その後、「謎の日本人サトシ探し」で、世界が熱狂した人さがしゲームの写真の場所であったため、多くの観光客が訪れたようだ。ネット上のゲームで長年みつからなかったのが、AI技術の発展で最近やっとみつかったそうです。

NHK 初回放送日: 2022年1月21日

 『謎の日本人サトシ~世界が熱狂した人探しゲーム~』は、イギリスの代替現実ゲーム『Perplex City』にて提示されながらも14年間誰も解くことができなかった日本人サトシを探す」という問題が2020年末に解決へ至るまでの軌跡を追ったドキュメンタリー

 ことの顛末自体は、このサトシを追い続けたファンサイト「findsatoshi.com」にてまとめられており、現在でも読むことができる。

「謎の日本人サトシ探し」で、世界が熱狂した人さがしゲームの写真の本物「下島聡」さん
14年ぶりに発見された下島聡さんは長野県在住の企業経営者でした。


このテレビをみて、わたしもアルザスの風景を思いだしました。

昨日の放送大学では、フランスの有名な歴史学者マルク・ブロックが、アルザスの生まれで、若いころここの大学で、教えていたことを紹介していた。
彼は第1次、2次世界大戦に出陣し、2次大戦ではフランスがナチスに占領されたあとも、地下組織の反戦運動で活躍していたので、終戦2ヶ月前に処刑されていた。
マック・ブルク

占領地区から自由地区にのがれていた

著書の例

また井上ひさしの上智大学時代のフランス語教授が、アルザス地方出身の牧師であったことが、最近の新聞に紹介されていた。

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