2022年2月3日木曜日

徳川家康の旗印

 家康の旗印

武田信玄や上杉謙信の旗印は有名だが、徳川家康の旗印は、あまり知られていない。
若い頃今川義元の家臣だった家康は、桶狭間の戦で義元が討ち死にしたことを知った時、周囲を織田軍囲まれており、前途を悲観した家康(当時は松平元康)は、大樹寺の祖先の墓前で自害しようと決意した。
そのとき、菩提寺(大樹寺)の住職がつぎの言葉を教えた。
『厭離穢土(おんりえど)・欣求浄土(ごんぐじょうど)』
(争いで穢(けが)れた国土を、住みよい浄土にする)のがあなたの役目と説得して、松平元康の切腹を思いとどまらせた。それ以来、この言葉が徳川家康の旗印となっている。
大樹寺






今年の大河ドラマ「どうする家康」では、大樹寺での事件が大きくとりあげられて、白兎のような家康が、狼のような人物に変化したというドラマになった。

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