今日「鳥羽伏見の戦い」のテレビ番組をみた。
そのなかで澤太郎左衛門の話が特に面白かった。
「鳥羽伏見の戦い」で幕府軍が敗れたことを知った榎本が、大阪城の将軍徳川慶喜へ謁見するため開陽丸を降船したところが、その間に城を脱出した慶喜が入れ違いに乗船し、副艦長の澤に命じて榎本を置き去りにしたまま江戸へ帰還してしまうという出来事である。
一説では愛妾お芳(新門辰五郎の娘)を男装させて同行していたという。
澤は、反感を抱き大阪湾のなかを1日周遊して江戸に向かわなかったが、慶喜に見つかり、命じられてやむなく江戸に帰還する。
その後、澤は榎本と運命をともにして、軍艦「開陽丸」の艦長を務め、箱館戦争時には「蝦夷共和国」の開拓奉行に就任して戦う。
維新後も榎本と共に捕らわれ、釈放後も新政府の海軍で活躍している。
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