2012年5月20日日曜日

蒙古襲来絵図

元寇の終焉の地である鷹島で、海底遺跡の調査が行われ、当時の船舶などの構造が明確になった。
昨日は林田憲三氏(アジア水中考古学研究所代表)の話を聴講した。
各種の出土物?(出水物)の話も面白かったが、飛び道具として日本にはなかった「てつほう」(手榴弾)が沢山発見されていた。
わが古賀市の歴史資料館長の石井先生はその最初の発見者であったことをはじめて知った。海岸での漂流物の研究では第一人者であるが、こんな歴史的な遺物を海岸でみつけるとは、幸運というべきだろう。
ただ蒙古襲来絵図では、てつほうの流れ方向が、日本軍側から蒙古兵の方に飛んでいるように描かれているので、学者の一部にはてつほうは推測の世界で、実在しなかったという説もあったそうだ。
しかし実物が沢山発見された現在では、この絵図をどう解釈するかが問題となっている。
1)絵巻ものは切り貼りしたもので、その順序を間違えてしまったこと。
2)通常の遠近法ではなく、横斜めの立体法で描かれていること。
などから、方向性に誤りを感じやすい絵図になっているという見解であった。

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