2024年4月28日日曜日

考古学にもデジタル革命

 いま考古学の世界でも、デジタル革命がおきている。

レーザー光を照射するLiDAR技術やAIが、アンコール遺跡や奈良の古墳調査で活用されはじめている。

レーザーを照射して観測するLiDAR技術やAIが、膨大な数の遺跡の可視化に役立っている。

カンボジアではアンコール王朝の都市の謎が明らかになり、奈良の古墳調査では日本史の“空白の4世紀”に風穴があけられようとしている。
さらにヴェスヴィオ山の噴火で焼けた古代ローマの古文書がいま、若者が駆使するAIによって読み解かれようとしている。

島根県奥出雲町で、これまでに5基しか見つかっていなかった前方後円墳が、最近、新たに77基発見された。

松江市の考古学者3人でつくる本庄考古学研究室が、町が森林管理のため製作した地形の立体感が分かる「赤色立体地図」で浮かび上がった古墳に目星を付け、多数の発見に至った。

 

赤色立体地図は、航空レーザー測量で標高データを集めた地図で、どの方向から見ても立体的に見えるため、細部の地形が分かりやすい。

傾斜がきついほど赤色が濃くなり、なだらかだと白っぽくなる。


古墳のように人工的に造られた地形の場合、形が浮かび上がるという。これをAIつきデジタル アイで調べて結果、77基の古墳が発見された。


NHKのBSスペシャルで、その様子が、詳しく放送された。




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