放射能の基礎知識 - 原子力人材育成教育の予習教材 (imr-oarai.jp)
ウランの核分裂によって、どのくらいのエネルギーが生まれるかというと、ウラン235は1グラムで、石炭3トン、石油2000リットル分のエネルギーを生み出すことができます。ウラン燃料と化石燃料では、発生する熱エネルギーの量が格段に違います。原子力は、少量の燃料で大きなエネルギーが取り出せるので、燃料の運搬、貯蔵の面でも優れています。
ウランやプルトニウムなどの原子核が、中性子を捕りこむ(吸収する)ことなど によって、ほぼ二つ(まれには三つ以上)の原子核(核分裂片)に分裂する現象を 原子核分裂という。
中性子の吸収による核分裂では、1核分裂当たり2億電子ボルト(=200MeV) 程度のエネルギーを放出する。
このとき、2個または3個程度の中性子が放出され る。
それらの中性子が次の核分裂を呼び起こすようにして、連鎖的に反応を継続さ せながら、放出されるエネルギーを得る装置が原子炉である
0 件のコメント:
コメントを投稿