2012年8月27日月曜日

国家権力と幕府政治

武士が政治の世界に介入しはじめたのが鎌倉幕府政治である。
このような2重の権力構造は世界でも少ないといわれている。
源頼朝は平家や義経の残党を抑えるという理由で全国に守護、地頭を派遣し、実際には国税の徴収という国家権力を手にいれた。
養老律令に規定されていない幕府組織、これが室町幕府、江戸幕府と続き、明治憲法で一旦終了したかに思えた。
しかし憲法の欠陥を潜って、日本陸軍が権力をにぎり、「三宅坂幕府」とよばれた。
戦後も今や財務官僚が権力をにぎり、「霞ヶ関幕府」とよばれている。
日本人は幕府政治がお好みのようだ。

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