2022年3月13日日曜日

瀬戸内海と地中海の火山島の地質類似点

 瀬戸内海には多数の小島がある。ブラタモリで、淡路島と小豆島に訪れたときの番組をみた。

共通していたのは、日本列島にフイリッピンプレートが衝突した時にできた岩盤の形成であった。


1500万年前の衝突

中央分離線の発生

淡路島や小豆島島など、瀬戸内海の火山島の発生

地中海でも、欧州大陸とアフリカ大陸のプレートの衝突で、同じように火山島が沢山発生した。

ある時期では、ジブラルタル海峡がふさがれ、干潟になったこともあるという。

干潟で火山が多発の時代


多くの火山島からなるイタリア・エオリア諸島周辺の海域は、火山ガスなどの危険性から海中調査が行われてこなかった。

最近世界的なダイバーと火山学者からなる調査隊が、この海域の調査を実施し、火山活動が作り出した200もの石柱群を発見!

さらに地中海がかつて干上がったという痕跡も。



左は一般的な火山島、右はストロンポリ島

火山島の地質は、安山岩、火山角礫岩、花崗岩の重なりで、地中海と瀬戸内海の地質は良く似ている。

これを裏付ける証拠として、オリーブの栽培がある。

日本で明治時代にギリシャのオリーブ栽培を国内3ケ所で試したところ、小豆島だけが成功した。

小豆島でオリーブ生産が盛んになった理由は、ここの花崗岩で出来た「マサ土」にあった。気候条件も類似していたようだ。

1973年に堀本文治・小豆島バス社長が平和を祈念しギリシャ風のオリーブ神殿と平和の鐘を建立したことに端を発する香川県・小豆島とギリシャ・ミロス島との交流。

1989年の姉妹島提携の調印式。

2007年3月には姉妹都市提携15周年記念事業として小豆島から中学生らによる「二十四の瞳友好使節団2007」がミロス島を訪問。

2016年にも小豆島の中高生13名を中心に結成された「二十四の瞳友好使節団2016」ミロス島を訪問。


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