2022年5月17日火曜日

〈小林一三翁生家跡〉

 


【小林一三】

山梨県韮崎市にあります〈小林一三翁生家跡〉です。
阪急電鉄・阪急百貨店・東宝をはじめとする阪急阪神東宝グループや宝塚歌劇団の創立者で商工大臣・国務大臣を歴任した「関西財界の雄」「今様太閤」と言われた実業家・小林一三。関西人のイメージが強いと思いますが、ここ山梨県韮崎市のご出身です。
1873(明治6)年1月3日、裕福な商家“布屋”に生まれました。“一三”という名前は、誕生日にちなんで名付けたのが由来です。生まれてすぐに母が死去し父と共に生き別れた為におじ夫妻に引き取られました。
高等小学校から東八代郡八代村(山梨県笛吹市)の加賀美平八郎が経営する私塾・成器舎を経て後に上京し、1888(明治21)年に福沢諭吉が塾長の慶應義塾に入学。1892(明治25)年に三井銀行に勤務し、1907(明治40)年に大阪に赴任。以後、関西を中心に実業家として事業を拡大していきました……。
実業の才能ばかりではなく文才もあり、17歳の時に山梨日日新聞に小説「練絲痕」を連載するほどでした。「小林一三全集」7巻に及び著述や茶道における大乗茶道の提唱と実践も有名です。趣味を通じて収集した数千点にのぼる美術品は、逸翁美術館(大阪府池田市)において公開されています。
他にも小林一三翁のように地元を離れ、全国→全世界に名を遂げた方々も多くいらっしゃいます✨❗
山梨県出身の方だと最近知り、地元のもう一つの歴史を学ぶことが出来ました。

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