2024年1月9日火曜日

郭沫若 (かく-まつじゃく)

 医学生から文学者になる人が多い。魯迅が有名だが、

郭沫若 (かく-まつじゃく)もその一人である。




1892-1978 中国の文学者,歴史学者,政治家。四川省出身。
日本に留学し、六高経由で九州帝大医学部卒業。
この間佐藤をとめと結婚し、箱崎網屋町海岸に4年半暮らしていた。(1919~’23)
医学だけでは中華民族を到底救えないと気づき、創造社という文学グループを起こし、福岡・上海の間を行き来して、中国文壇に強い影響を与えた。
帰国後、国民革命軍にくわわり北伐に参加。昭和2年南昌蜂起に失敗,日本に亡命して妻の実家の岡山で10年間中国古代史の研究に専念。
日中戦争開始直後,日本から脱出して抗日宣伝活動にしたがう。その間,戯曲「屈原」を執筆。
第二次大戦後,政務院副総理,中国科学院院長,中日友好協会名誉会長。
親日派として知られ、1955年には来日して、九大恩師中山平次郎先生らと再会した。
1978年6月12日死去。87歳。

九大医学部図書館前の顕彰碑

志賀島金印公園にある郭沫若の詩碑


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