2022年8月22日月曜日

「窮理学」

上田貴夫 

「窮理学」

物理学のことだが、強いエネルギーは次から次へそのエネルギーが消滅するまで止まることはない。
大村益次郎は暗殺される前、西郷隆盛を警戒し大阪に四斥山砲をたくさんこしらえるよう指示した。
要するに薩摩は窮理学の原則として維新を成し遂げても、鬱屈して次へ流れていく。
長州は蛤御門変、攘夷戦争、内戦、四境戦争、戊辰戦争とエネルギーを使い果たしたが、薩摩は戦争が足りない。
大村はそれは反乱であると予言した。
この砲台や軍政改革により新政府は西南戦争に勝利した。
薩長の両巨頭は奇しくも大村と西郷は刺し違えた。
余談だが、安保で火がついた共産主義者同盟のエネルギーも日本赤軍まで過激を増して滅した?(滅していない?)のも、窮理学の原則なのか。また、現在、日本にはどこにも燃えるような熱情はないのだろうか、
日本は何処へ向かうのだろうか。

エネルギー不滅・・・・エネルギー変換・・・・?

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