1720年ペスト、1820年コレラ、1918年スペイン風邪、2020年コロナ。
100年に1度の周期だが、過去の流行の被害者と収束期間を調べてみた。
はっきりわかるのは「スペイン風邪」で、1918、1919年の2年間で3波にわたって流行、多くの命を奪ったインフルエンザだ。
さも発生国であるかのようなスペインだが、そうではない。
第1波の流行は18年春、米国とフランスの米軍駐屯地で始まった。その時の毒性はさほど強くなかったが、同年8月、米軍が下船したフランスの港湾都市、米国のボストンなどで同時多発した第2波は感染力が強く、当時の医療技術では手の施しようがなかった。米兵だけで6万2千人が犠牲になり参戦していた第1次世界大戦の同時期、欧州戦線での戦死者数を上回った。
スペイン風邪ではなく、アメリカ風邪とした方が的確だった(H・P・ウィルモット著「第一次世界大戦の歴史大図鑑」)。
コロナは、現在の医学と国際的協力体制でも、はたして半年で収束できるだろうか。
2年前、こんな予測をしていたが、コロナの新種が次々に発生して、2年たってもまだ流行中である。
ウイルスと人類の戦いは、まだまだ不明だらけ。
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