人間の脳の働きの研究は、まだ未知の分野が多い。
情報の伝達は電気信号的なものと思われているが、感情などの発生はホルモンの作用だろうと推定されてきた。
慶応義塾大学の塗谷準教授は、そのホルモンの動きの可視化に、世界ではじめて成功された。
可視化に成功したのは、自作の顕微鏡による成果で、若い頃工学を学んだ知識を活用したからであった。
オキシトシンは古くから知られていたホルモンで、生物が生きるための本能的感情をあらわすものと思われていた。
しかし人間は社会を作り、その中に溶け込んで、強い絆をむすびつけることで幸福感をもつように進化している。
それは人間のオキシトシンの流れの状態が、脳幹から大脳への流れであることから判明できた。
オキトシンのほかに、ドーパミン、クルアドレナミン、セロトミンなどのホルモンがあり、それぞれ感情の変化があるようだ。
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