2015年10月19日月曜日

信長が名付けた城名〔改訂)

織田信長は美濃の稲葉城を攻め落として、これを岐阜城と改名した。
岐阜城
その由来はつぎのように言われている。
岐阜の岐は「周の文王が岐山より起こり、天下を定む」という中国の故事により、また岐阜の阜は孔子の生誕地「曲阜」から、太平と学問の地となるよう願って命名したという。
いかにも天下布武をめざした信長らしい話だ。
その後近江の目賀田山に安土城を築いたが、この名称の由来には2説ある。
安土城
 
内部構造


故郷の愛知は「あゆち」と呼ばれていたので、これを安土とおきかえたという説と、「平安楽土」の言葉から安土の2文字を選んだという説である。
どちらもすでに天下布武を達成したという心境から選んだ言葉のようである。
この心のゆるみが本能寺の変を誘発したのかもしれない。

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