2016年7月17日日曜日

国立西洋美術館


今回世界文化遺産に登録決定した国立西洋美術館。
国立西洋美術館は印象派など19世紀から20世紀前半の絵画彫刻を中心とする松方コレクションを基として、1959年昭和34年)に設立された。
子沢山で有名な実業家松方幸次郎は20世紀初めにフランスで多くの美術品を収集したが、コレクションは第二次世界大戦後、フランス政府により敵国資産として差し押さえられていた。松方コレクションが日本に返還(一部名画は未返還)される際の条件として、国立西洋美術館が建設されることになった。
本館の設計はル・コルビュジエによるが、彼の弟子である前川國男坂倉準三吉阪隆正が実施設計・監理に協力し完成した。なお新館は前川國男(前川國男建築設計事務所)が設計した。
私が最初この美術館を訪れたのは、1960年の「20世紀フランス美術展」のときである。
日仏共同の美術展で、当時の総理池田勇人、外務大臣小坂善太郎、読売社主正力松太郎、館長富永惣一などが日本側の委員に名をつらねていた。

2回めは、1964年の「ミロのビーナス」展の時で、ものすごい行列のなかであったと記憶している。
九州人としては、初期からこの美術館に足をはこんだ方だろう。ミロのビーナスはその後ルーブル美術館で2回鑑賞した。

建築物としての価値は、専門家の評価にまかせるのみである。

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