2020年10月26日月曜日

滋賀縣の名前の由来


 テレビで滋賀県の県名があまり知られていなくて、近江や琵琶湖が有名だから、県名変更の話もあると報じていた。

地名の由来は、石の多い地域を指す「しか」(石処)という言葉が転じたものと考えられる。
「滋賀」が明治時代に県名に採用されたのは、県庁が置かれた地域が「滋賀郡」だったこと由来するが、滋賀郡(現在の大津市)には「石山寺」「岩間寺」などの石に関係する寺社も古くから存在する。聖武天皇の時代に、一時、紫香楽宮が置かれたことも関係しているらしい。
近代では「滋賀」という漢字が用いられるが、これは「しか・しが」という音への当て字であり、漢字に大きな意味はないと考えられる。
そのため、これまでの歴史で多くの表記が存在し、志我、斯我、四賀、志賀などが使用された記録も残っている。
2006年に大津市へ吸収合併されるまでは、2種類の「しが」を用いた「滋賀郡志賀町」が存在していた。

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