2020年10月26日月曜日

考古学における年代計測法の進歩(改訂)

放送大学の講義内容の要約。

最近の年代計測は放射性炭素のよる年代測定である。
しかし計測する年代によっては、不正確になり、大幅に較正する必要がある。
これを補正する方法として、年輪年代法がすすんでいる。

この方法も、技術が進み、精度が向上している。


針葉樹以外の年輪計測も、酸素同位体の比率比較で、可能となった。
杉の木は最も正確なマスタークロノジーが完成されている。


炭素法と年輪法の相関係数も高くなっている。
従来の土器型式との関係も、正確に分類されている。


土器の型式と、年代測定結果の対比も正確なった。
 








静かな湖底の体積地質調査で、年縞が発見された。(福井県の水月湖で、安田・中川教授らによる研究)


その集積で、7万年の標準年代計測が可能になり、いまや世界標準と認定された。








年縞内の植物のC14とひかくして、年代の補正もできている。

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