2013年2月8日金曜日

指導者の暴力

 真面目で未来のある高校生が先生の暴力に耐えられなくて自殺、それは特殊なケースではなく、愛知県の調査では昨年4月以降、30高校で教諭や講師ら52人による体罰を確認しましたという。
 教育現場だけではなく、日本を代表する日本女子柔道チームでは、監督による度重なる暴力とパワハラも問題化されている。
 わたしの学生時代は戦時中だが、記憶に残っている被害は3回だけ。小学生5年の時、学年の誰かが、女子学生にいたずらしたといういうので、全員頭をなぐられた。中学2年のバスケット練習で、シュウトに失敗したものが皆板張りの床に長時間正座させられた。
 旧制高校ヨット部で練習をサボッタものが、先輩からビンタをはられた。
 中学以上では教練の指導教官は軍人で、怒声が普通であったが、暴力は殆どなかった。
 軍隊では暴力による訓練がはびこっていたようだが、幸い入隊まえに敗戦となった。
 ただの暴力なのに「熱血」や「根性」と美化され、被害者もそれを受け入れている土壌が日本にまだあるのだろうか。

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