2015年6月9日火曜日

楫取素彦夫妻の銅像@防府天満宮

今年3月に防府天満宮に楫取素彦と美和子夫妻の銅像が設置されたことは、先月このブログに書いた。
今月現地を訪問して、はじめて此処に銅像が設置された理由がはじめて解かった。
明治26年には東京から防府へ夫婦で移り住んでいた楫取元彦は、明治30年に宮中顧問官で、明治天皇第十皇女、貞宮の養育主任を命じられて、夫婦で再び東京にもどり、その勤めをおこなった。
しかし不幸にも貞宮は明治32年に夭折されて、素彦はその葬祭の喪主をつとめ、貞宮の遺品を松崎神社(防府天満宮境内)に奉納した。そして生活の場をまた防府にもどした。これが現在の貞宮遥拝所である。
今回の夫婦の銅像はこの貞宮遥拝所の前にたてられ、貞宮を遥拝しているような方向を向いている。

二人の墓は、天満宮の南方の桑山公園にある大楽寺の北墓所にある。

楫取素彦の墓
楫取美和子は楫取家の墓に眠っている




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