2016年1月5日火曜日

「つつがない」の由来

■「つつがない」の由来

結婚式や葬式はスムースな進行が期待されるものです。

「恙なく(つつがなく)進行して終了した」と言っても問題はないような気がしますが、しかし誤用になってしまいます。

「つつがない」は病気や災難を意味する「恙」からきています。
意味は無事でいること、異常がないことですが、しかし「つつが」が病気に関わるのは、その語源の由来が、「つつが虫病」に関係するからです。その
虫がいない平和なが「つつがなく」です。
この病はツツガムシリケッチア(orientia tsutsugamushi)の感染によって引き起こされる人獣共通感染症のひとつです。

つつが虫
大きなトラブルがなく、無事に葬式や結婚式が進行した場合や、会合の終盤、締めの挨拶などで進行がスムースに行われた謝辞を伝える場合は、「滞りなく(とどこおりなく)」という言葉を使いようにしておきたいですね。

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