2024年2月14日水曜日

超高齢者の老衰と健康指数

 人生100歳時代である。100歳以上の人が9万人以上の現状である。

死亡原因の1位はがん、2位は循環器、3位が老衰。

老衰は死へのソフトランディングであるが、しかし老衰の定義は今まであいまいであった。

高齢者が死亡の原因が不明なままの、いわゆる自然死が老衰とされていた。


老衰の原因となる化学物質の候補は、いろいろ挙げられてきたが、どれが主現因か不明のままであった。

先輩のK氏は107歳で亡くなられたが、100歳を超えてからは、主治医に健康指数のことを質問しても、「100歳以上のことは医学部で習っていないから」と笑われたそうだ。

私も98歳になり、健康測定会などでいろんなデータを測ってもらうが、75歳くらいまでの指数はあっても、90歳以上の指数はあいまいで、関係者も「お元気ですね」くらいの挨拶ですまされる。

最近のNHKテレビで老衰の番組があり、100歳前後の健康指数の話が少し示された。

最近の分析で明らかになったのは、指数としてのBMIの低下があげられている。


食事摂取量や水分摂取量は低下していないのに、肥満の度合いを示すBMIの量が低下しており、17以下になると死亡に急接近することがわかった。


BMIは脂肪肥満の指数として知られているが、超高齢者の場合は、筋肉や臓器の重量も減少しているのが、老衰現象である。




細胞の再生をする
幹細胞の能力が低下すると、すべての細胞の新陳代謝が行なわれず、細胞の数が減少するから、臓器の重量も減少し、その働きも低下する。




腎臓や心臓などの臓器の細胞の機能低下により、摂取した栄養が吸収されず、血管外に漏れて、腹水やむくみとなり、死亡にいたることが多い。

私も腎臓の機能低下で、昨年から血液検査を定期的にうけているが、GFRという指数には年齢補正の項目があり、かろうじて危険値の境界でとどまっている。主治医からは、120歳まで生きたいなら人工透析をしますが、といわれて辞退している。

最近の体組成測定で、体内年齢は90歳であったが、体水分率が39%で、目安は55~65%であるといわれた。もっと水を飲むように努めよう。

西方浄土筑紫嶋: 自己流の健康診断 (ereki-westjapannavi.blogspot.com)

西方浄土筑紫嶋: 腎臓病の評価(改訂) (ereki-westjapannavi.blogspot.com)

西方浄土筑紫嶋: 老化を招く細胞の正体? (ereki-westjapannavi.blogspot.com)

私の学生時代は紫外線による日焼けは、健康のバロメータとして奨励されていたが、最近は紫外線の弊害が重視され、幼稚園などでも日よけのテントの下で遊ばせている。


リボソームRNA遺伝子が紫外線により変質されて、タンパク質に変換する機能がなくなることが解明されたそうだ。これも老衰の原因の一つとなっている。

一般的な健康測定では、身長、体重、血圧、握力、片足立、など。

記憶力テストは、運転免許更新時、特定入院時などに受診。

In Body計測では、体成分分析、筋肉・脂肪、肥満指標、部位別筋肉・脂肪など。

たまに、血管年齢、骨密度など。

どの項目も適正値の数値は75歳くらいまでで、100歳周辺は記載されていない。

運動のリハビリ訓練、口腔機能向上訓練などを90歳すぎてから受けはじめた。

現在2ヶ月に一度、主治医の検診をうけ、高血圧、下脚筋肉痛などの薬投与をうけている。

健康サロンで、この様な話題を話したら、皆さんから、私をお手本の目標にしていますと言われた。

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