2011年10月31日月曜日

高地天文台と地球物理(物質生成の秘密をさぐる)

チリの高山に大型電波望遠鏡が多数設置されていることを最近知った。

東京大学アタカマ天文台で、~世界最高地点の天文台~としてギネスに認定されたそうだ。

世界各地の高地点の天文台一覧

地域標高天文台(群)主な天文台
1チリチャナントール山5,640m東京大学アタカマ天文台mini-TAO
2ボリビアチャカルタヤ山5,200m日本・ボリビア空気シャワー実験BASJE
3チリアタカマ高原5,000m電波望遠鏡群ALMA, APEX, ASTE, なんてん
4アメリカハワイ・マウナケア山4,200mマウナケア天文台群すばる, Keck, Gemini, UKIRT, CFHT, IRTF, CSO
5南極ドームA4,090m中国科学院国家天文台CSTAR
ハワイ島の天体望遠鏡群の基地は現地まで行き、見たことがあるが、チリのほうは最近知ったばかりだ。30年まえからの計画だという。

地上からの天体観測は、天体からの光が地球大気によって吸収・散乱されたり、大気そのものの放射によって、感度が低下する。
そこで上空大気量が少なく、乱れのより少ない高地に天文台を設置することで、高感度で精度の高い観測を 行うことができるようになる。
標高が高くなるにつれて大気圧が下がり、2,000mでは地表の80%、5,000mでは地表付近の約半分になる。
(観測者にとっては過酷な条件となる。)

すでに宇宙からの電波で有機物質の存在が明らかになったという。そのうちアミノ酸などの生命体に関係する物質がみつかれば、宇宙の生物の起源がわかるかもしれない。

他方、地球上の研究でもDNAやRNAなどの研究がすすみ、自己再生形の物質の研究で、アミノ酸などからの生物ができた過程の実現も近いといわれている。
宇宙の神秘、生命の神秘を人類が解明できる日も近いのかもしれない。

また東北の大地震で、地球のプレートの移動や地震の予報などが注目されている。
あらためて地球物理学の本を開いてみると、最近の研究では内部の構造や内部物質の循環などが解明されてきているようだ。

内部は単純に溶融マグマと思っていたが、表層マグマ、深層マグマ、内核などに分離されている。

地上からの水分がマグマのなかにOH基となって含まれて、いろんな岩石の種類が形成される循環システムも解かりはじめている。
内核では高温で高圧だからダイヤモンドが形成され、それが短時間で地上に出てきたものが宝石のダイヤモンドで、内核からの手紙と考えていいそうだ。

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