2013年3月28日木曜日

やませ(山背)

やませ(山背風)とは、春から秋に、オーツク海気団より吹く冷たく湿った北東風または東風(こち)のこと。特に梅雨明け後に吹く冷気を言うことが多い。
 やませは、東北地方の太平洋側に吹き付け、海上と沿岸付近、海に面した平野に濃霧を発生させる。やませが長く吹くと冷害の原因となる。天明の大飢饉のときもやませが吹きつづけたという。白河藩では松平定信が天明の大飢饉で苦しむ領民を救うため、自らが率先して倹約に努め、さらに領民に対する食料救済措置を迅速に行なったため、白河藩内で天明の大飢饉による餓死者は出なかったと言われている。これがのちに老中昇進の道となった。
道真は、東風吹かば思い起こせよ梅の花、主なしとて春なわすれそ
とよんだが、春を忘れさせる風である。
古代の山背王子の悲劇を連想させる名前でもある。

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