2021年10月13日水曜日

県名に川がつく3県

 台風19号の大雨で各地の氾濫した川の名前が報道されている。それにつられて県名に川がつく3県についてその地名由来を調べてみた。

諸説あるが代表的なものをみると、みなローカルな地名が県名になっている。これは、明治新政府が、維新に消極的だった地区の県名をローカル色に決めたためである。
神奈川県(相模):昔の神奈川宿の西の町と仲の町の間に小川があり、その川は水源が解らないので、上(かみ)がない川、上無川(かみなしがわ)と呼ばれていたが、文字が脱落して「かな川」と呼ぶようになった。これが宿場の名となり、県名となった。
石川県(加賀・能登):地域で最大の手取川は上流れから石が多く流れてくることから「石川」と呼ばれ、周辺の地名となり、県名となった。
香川県(讃岐):古来より雨量が少ない地域で、夏に水枯れする「枯れ川」が、転じて香川とよばれ、地域名から県名になった。
いずれも県名と同じ名前の川は存在していない。


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