2021年10月6日水曜日

古賀の峠の地名

 古賀市の東側に犬鳴山脈がつらなっている。その最高地は、644mの西山(宮若市側からみて西)であり、古賀市は鮎坂山と称している。

その中には珍しい地名がつけられている。

   ◇◇◇「番兵跡」481m,「鹿見岐れ」555m◇◇◇
製鉄起源の講話で砂鉄を素材に製鉄する技法は世界で日本だけだが、かつて薦野から犬鳴山中の幕末黒田藩砂鉄精錬所への秘密運搬ルートがあった。
 2012年7月に踏査した時の、古賀と宮若境界の珍しい地名を思い出す。
市登山協会M氏提供登山地図を参考に図示。
 「番兵跡」は秘密監視に立っていた場所だった? 
明治期の北海道は鹿皮を出荷、鹿肉の缶詰工場があった(注)とされ、「鹿見岐れ」も野山に鹿が沢山いた光景が映る地名といえる。


西山は宮若市の方から見て名付けられた名前で、古賀市から見れば東山になる。正式には鮎坂山が共通の名前 。

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