2011年11月11日金曜日

中国の天安門事件とその後の変化(改訂版)

最近BS放送で、西安の華清池の温泉と、重慶の北温泉が紹介された。
華清池の温泉は楊貴妃が愛用したところとして有名であるが、重慶の北温泉はあまり知られていなかった。



私は天安門事件の年の暮れに、北温泉にいったことがあるが、当時はまだ鄙びたところで、設備も簡素なものであった。
BSテレビでは昨年オープンした高級ホテルが紹介されたが、中国富裕層をねらった豪華なホテルに驚いた。この35年間での経済成長がはっきりと現れていた。

温泉だけではなく、重慶の街も高層ビルが立ち並び、夜間は色とりどりの照明が輝いている。
また重慶の世界遺産「大足の石仏」も当時より立派な名所となっている。


当時、重慶大学で講義していたときは、昼間でも電力不足で停電があり、30分は休憩したことを思い出す。わが国の電力事情と入れ替わったようだ。

ただ天安門事件で、子息を失った親たちの苦しみや、若者の自由・民主化を求める
機運は変化していない。


0 件のコメント:

コメントを投稿