二等海防艦「沖島(おきのしま)」
2檣(しょう、帆柱のこと)、鋼製、明治29年5月ロシアのニュー・アドミラルティ工廠で進水、原名ゲネラル・アドミラル・グラーフ・アブラクシン。
排水量4126トン、長さ79.2メートル、幅15.6メートル、吃水5.1メートル。
主機直立3段膨張3筒、2軸、出力6000馬力、速力15ノット。兵装25センチ砲3門、発射管4門ほか。
ロシア第三太平洋艦隊に所属し、明治38年5月28日、日本海海戦で捕獲した戦利艦。
ロシア海軍がバルト海の防御用として建造した小型戦艦であった。
写真は大正5年1月11日佐世保で撮影されたもの。
日露および大正3~5年戦争(第一次大戦でのドイツ攻撃のこと)に従軍、同11年4月1日除籍。艦名は島の名。
除籍後は、津屋崎の東郷神社の近くの湾内に係留されていたが、2次大戦前に解体され、鉄鋼の原料とされた。
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