古代史の学者は、縄文時代には戦争は無かった、縄文人は争いごとをしなかったという。
縄文文化は1万年以上続いたのに戦争をせずに済んだのはなぜなのか?
それを、現代の文化人類学者が体験していた。
カリマンタン(ボルネオ)島の山岳地帯に住む千人くらいの民族の調査(フィールドワーク)にでかけた若手民族学者の体験話である。
彼らは山地に狩猟に出かけると、獲物の肉をグループの頭数で均等に分けあたえる。
外部企業による森林伐採の補償金も均等にわける。
日本から来た調査員が持ち込んだ食糧なども、勝手に持ち出して分配する。持っている通貨も、たびたび借りにくるし、返す気配もない。
純粋な共産主義の考えだ。格差のない生活習慣だから争いごとはない。まさに縄文時代の文化が、現代にもわずかに残っているという。
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