2021年7月12日月曜日

東京五輪の難題多発

 1964年の東京五輪の時は、戦後復興の登り坂で、最初の五輪の喜びが主流で、運営の裏話など殆ど話題にならなかった。記念通貨や記録映画なども大いに盛り上がった。



2020年の東京五輪は不況回復の行事としての希望はあったが、二度目の会場建設費、また運営経費負担などの意見がでて、反対意見もかなりでていた。

蓋をあけてみると、難題が多発して1964年とは比較にならないほど、難航している。

まずロゴマークの盗作問題でつまずいた。



夏場の開催となり、マラソンなどを北海道に変更するさわぎがおこった。

メインスタディアムの経費などが当初予算の2倍にふくれあがった。



そしてコロナの世界的流行で、開催が1年延期になり、さらに第4波まで流行し、ついに殆ど無観客での開催になった。


実行委員会も幹部の女性軽視発言で、交代するなどの問題がおきた。

さらに、開催式のショウディレクタや音楽家などが、過去の不祥事で解任された。

いまは金メタルの目標値なども棚上げ状態で、とにかく何とか開催、無事終了させたいだけの状況だ。

国家や地方自治体の採算の赤字はどのくらいになるのだろうか?

マスコミや観光業界などのなど、民間の赤字も大きなものとなろう。

ただ1940年予定の東京五輪を辞退して世界大戦に突入した時代よりは、平和的解決になりそうだ。





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