志賀島で発見された国宝「金印」が偽物だという説が、NHKのニュースで放映された。
偽物説は、三浦佑之(2006)の著書で話題をよび、さらに今回の金工家鈴木勉の説が2013頃から提唱されはじめた。偽しかし1989年に福岡市教委で、成分分析して、中国産の砂金を原料する鋳造品と判定しており、著名な考古学者はすべて否定している。
発見者の甚兵衛の名前が地元の寺の過去帳に見当たらないという説もあったが、大谷光男の調査で、地元庄屋の古文書で見つかったという。
漢の文字がつく金印は、66ケ造られていたようで、廣陵王璽の刻印とだけ比較した鈴木の偽造説などは、地方新聞の片隅にのるくらいのもので、福岡市のシンポジュームやNHKが取り上げるほどのものではないと思う。
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