2019年3月10日日曜日

東大寺の「お水取り」

若狭の「神宮寺」から東大寺に行かれた「実忠」というインド僧がいました。

実忠和尚は東大寺で二月堂を建立し、大仏開眼の2ヶ月前から修二会を行っていました。
その2月の初日に全国の神を招待されたのですが、たくさんの神が参列されたのに、若狭の遠敷明神だけが漁に夢中になって遅れました。

2月12日(旧暦)の夜中1時過ぎにようやく参列されました。
そのお詫びにと若狭より二月堂の本尊へお香水の閼伽水(あかみず)を送ると約束をされました。

その時、二月堂の下の地中から白と黒の鵜が飛び出てき、その穴から泉が湧き出たのです。

それを「若狭井」と名付けて、その水を汲む行事が始まりました。


若狭の神宮寺では、お水送りという行事が事前におこなわれるそうです。

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