2019年3月7日木曜日

如来と菩薩




如来と菩薩のいろいろ(薮内佐斗司の仏像拝観手引きによる)

もっとも尊いのが「如来」で、悟りをひらいた仏陀、お釈迦様のすがたを映したもの。

悟りをもとめて精進しながら、人々を救うための行をしているのが「菩薩」で、出家するまえのお釈迦様のすがたを表したもの。


「如来」のいろいろ

釈迦如来(曹洞宗、天台宗など)
薬師如来(天台宗、真言宗など)
阿弥陀如来(浄土宗、天台宗、真言宗など):
:無量寿如来ともいう。
大日如来(真言宗など)
薬師如来

釈迦如来

阿弥陀如来         大日如来







「菩薩」のいろいろ

弥勒菩薩:

お釈迦様につづいて、兜率天で修行中で、近い未来に如来になることが決まっている菩薩。近いといっても57億年さきのこと。
広隆寺の弥勒菩薩像



観音菩薩:いのちあるものは、六道を輪廻すると考えられ、それぞれの迷いから救ってくれるのが観音菩薩。観世音菩薩、観自在菩薩、または救世菩薩などとも呼ばれる。

如意輪観音(天道)
准胝(じゅんでい)観音(人間道)
十一面観音(修羅道)
馬頭観音(畜生道)
千手観音(餓鬼道)
聖(じょう)観音(地獄道)



その他の真言宗や浄土宗系の菩薩
文殊菩薩
普賢菩薩
勢至菩薩
虚空蔵菩薩


文殊菩薩

勢至菩薩



普賢菩薩


















虚空蔵菩薩















地蔵菩薩:

お釈迦さまが入滅したあと、弥勒菩薩が如来になるまでの間、身近な場所で人々を救うという菩薩。

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