2019年3月17日日曜日

尼寺廃寺跡




巨大な心礎が埋まる国指定史跡『尼寺廃寺跡』
 @香芝市(王寺町との境界近く)



●飛鳥時代(7世紀後半)に創建された寺院跡。奈良時代の後半まで存続した後に廃寺になる。
●聖徳太子が建立した「葛木寺」跡とも言われている。

 この地区は、聖徳太子により土地開発や水利改善が行われ、平和な田園がひらかれた場所のひとつとされている。
●伽藍配置は「法隆寺式」。北に金堂、南に塔、東に中門を配置し、回廊で囲んでいる。


●塔跡の調査で、日本最大級(約3.8m四方)の「心礎(しんそ)」が見つかった。
●心礎に柱を立てた「柱座」の部分から、耳環・水晶丸玉・ガラス丸玉など、多彩な舎利荘厳具が出土。


注目されたのは、巨大な「心礎」。基壇下に埋められて塔を支えた石材だが、約3.8m四方・厚さ1.8mもある、8畳間ほどもある巨大な石を使っている。そのまま埋め戻されていて、実物を見ることはでないが、足の下にそんな巨石があるかと思うだけで驚き!

中央の花びら型のようにも見える「柱座」は、太い心柱と、その周囲に4本の支えの柱を据えたもの。ここには湿気防止のためと思われる木炭が敷き詰められていて、その上からガラスや水晶などの荘厳具が埋められていた。
http://small-life.com/archives/14/06/2420.php
https://katsuragi-kanko.com/cinema-pj/movie/kashiba02.html

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