九州産業大学の学生たちが、12月9日(金)
福岡銀行本店前で、冬のイルミネーションと共に、ねぶた劇「さるかに合戦」を公演した。
公演時間: 12月9日日(金)午後5時15分から5時45分
場 所:福岡銀行本店広場(福岡市中央区天神)
※ねぶた燈籠は、正午から午後8時まで展示されています。
東日本大震災で被災された多くの方々、特に被災地の子どもたちを東北の夏祭り「ねぶた」で励まそうと、工学部バイオロボティクス学科と芸術学部デザイン学科の学生グループ15人が、今年5月から推進してきた九産大のプロジェクトです。
きっかけは、ランタンアーティスト三上真輝さん(福岡県古賀市)と学生たちとの出会い。三上さんは青森県出身で山車燈籠「立ちねぷた」の作家です。「被災地のために、ねぶたで何かできないか」と、工学部の榊教授(元安川電機)と芸術学部の青木教授に相談。
学生たちの提案で「さるかに合戦」のキャラクターの山車燈籠を作って、劇を演じようという計画がまとまりました。
学生たちは半年を掛け、ねぶた燈籠5基を完成させました。
燈籠は、大きいもので高さ約2.5メートル。材木と針金で作った枠組みに和紙を貼って着色。内側から電球で照らします。使用する電力は、自転車による自家発電の仕組みを工学部の学生が考案。
古賀市から中古自転車10台の無償提供も受けました。
また、ねぶた像制作の経験があった日田市の市民団体「本町2丁目サンタプロジェクト」から、サルの像作りの協力を得ました。
12月19日からは、被災地の岩手県陸前高田市を訪問。現地の幼稚園などで、ねぶた劇を披露します。
令和6年には、古賀市で作品展示をされました。
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