この1ケ月で枯れ木の切断や剪定作業で、腕や足を何かにぶっつけて4回も怪我をした。運動能力や注意力が低下している。
怪我をしては不注意だ、日頃の行動でも、マナーが悪いと家内に注意されることが多い。気配りが不足しているらしい。
しかし老人ボケとクドクド言われるとかなわぬので、逃げるが勝ちと、場を外す。
今日のテレビである作家が、人生では、時には逃げることも大事だと言っていたので、共感した。
「三十六計逃げるに如かず」で、「面倒ごとは逃げるのも得策だ」と思う。関ケ原から一目散に逃げた島津軍だ。
斎藤茂太の著書にも、高齢夫婦は男性が先に旅立つべきだと書いている。
子は巣立ち、夫は旅立ち、いま青春が、女性の理想らしい。
Hさん:私は、夫より先に逝きたいですね。
なかなか日々感謝されないので
先に死んだら、有難みを分かってくれるかなぁって(笑)
返事:斎藤茂太さんの本によると、妻に先立たれた夫は、本来の寿命より15年早く死亡するそうです。有難みがわかって、早く妻のもとに行くのが男の本性でしょう。(笑)
兵法三十六計中国の魏晋南北朝時代の兵法書
その最後が、逃げるにしかず。
勝戦計
こちらが戦いの主導権を握っている場合の定石。
- 瞞天過海 - 敵に繰り返し行動を見せつけて見慣れさせておき、油断を誘って攻撃する。
- 囲魏救趙 - 敵を一箇所に集中させず、奔走させて疲れさせてから撃破する。
- 借刀殺人 - 同盟者や第三者が敵を攻撃するよう仕向ける。
- 以逸待労 - 直ちに戦闘するのではなく、敵を撹乱して主導権を握り、敵の疲弊を誘う。
- 趁火打劫 - 敵の被害や混乱に乗じて行動し、利益を得る。
- 声東撃西 - 陽動によって敵の動きを翻弄し、防備を崩してから攻める。
敵戦計
余裕を持って戦える、優勢の場合の作戦。
- 無中生有 - 偽装工作をわざと露見させ、相手が油断した所を攻撃する。
- 暗渡陳倉 - 偽装工作によって攻撃を隠蔽し、敵を奇襲する。
- 隔岸観火 - 敵の秩序に乱れが生じているなら、あえて攻めずに放置して敵の自滅を待つ。
- 笑裏蔵刀 - 敵を攻撃する前に友好的に接しておき、油断を誘う。
- 李代桃僵 - 不要な部分を切り捨て、全体の被害を抑えつつ勝利する。
- 順手牽羊 - 敵の統制の隙を突き、悟られないように細かく損害を与える。
攻戦計
相手が一筋縄でいかない場合の作戦。
- 打草驚蛇 - 状況が分らない場合は偵察を出し、反応を探る。
- 借屍還魂 - 死んだ者や他人の大義名分を持ち出して、自らの目的を達する。
- 調虎離山 - 敵を本拠地から誘い出し、味方に有利な地形で戦う。
- 欲擒姑縦 - 敵をわざと逃がして気を弛ませたところを捕らえる。
- 抛磚引玉 - 自分にとっては必要のないものを囮にし、敵をおびき寄せる。
- 擒賊擒王 - 敵の主力や、中心人物を捕らえることで、敵を弱体化する。
混戦計
相手がかなり手ごわい場合の作戦。
- 釜底抽薪 - 敵軍の兵站や大義名分を壊して、敵の活動を抑制し、あわよくば自壊させる。
- 混水摸魚 - 敵の内部を混乱させ、敵の行動を誤らせたり、自分の望む行動を取らせる。
- 金蝉脱殻 - あたかも現在地に留まっているように見せかけ、主力を撤退させる。
- 関門捉賊 - 敵の退路を閉ざしてから包囲殲滅する。
- 遠交近攻 - 遠くの相手と同盟を組み、近くの相手を攻める。
- 仮道伐虢 - 攻略対象を買収等により分断して各個撃破する。
併戦計
同盟国間で優位に立つために用いる策謀。
- 偸梁換柱 - 敵の布陣の強力な部分の相手を他者に押し付け、自軍の相対的立場を優位にする。
- 指桑罵槐 - 本来の相手ではない別の相手を批判し、間接的に人心を牽制しコントロールする。
- 仮痴不癲 - 愚か者のふりをして相手を油断させ、時期の到来を待つ。
- 上屋抽梯 - 敵を巧みに唆して逃げられない状況に追い込む。
- 樹上開花 - 小兵力を大兵力に見せかけて敵を欺く。
- 反客為主 - 一旦敵の配下に従属しておき、内から乗っ取りをかける。
敗戦計
自国がきわめて劣勢の場合に用いる奇策。
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