2016年4月8日金曜日

水戸光圀と大日本史


大日本史の編纂を手がけたのは、水戸徳川家の2代藩主、水戸光圀である。
日本の正式な歴史は、古事記と日本書紀によりはじまり、歴史時代は西暦700年からスタートした。
その後、平安、鎌倉の時代を経て、江戸時代の大日本史が、最も権威のある歴史書とされている。
これは天皇から庶民までの人物評伝に加えて、地理や経済まで網羅された歴史書になっている。


全国から草の根を分けてでも資料や情報をあつめて、公平で正しい歴史を作ろうという方針で記述された。
有名な助さん、格さんの諸国漫遊記の真の目的は、このためであった。


二人の資料調査にたいして、光圀が出したお礼状が残っている。

この編纂は江戸時代を通じて継続され、完成したのは明治39年になってである。


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