2021年4月22日木曜日

福岡城の橋と門

 

福岡城にはいくつの橋と門があったのか、正確に記載した資料が少ないので、手元の資料とネットでしらべてみた。

正面玄関である大手門に相当する、上の橋と下の橋は有名で、かっては路面電車の停留所があった。いずれも枡形の正門があり、上の橋のほうは東門、下の橋のほうは渦見門、または黒門とよばれていた。
ここの櫓は潮見櫓とよばれ、当時は海岸の潮や渦の状態が展望できたようだ。大濠公園の水は黒門川をながれて、博多湾につながっていた。



堀の東側は肥前堀が那珂川までのびていて、その上に赤坂門、薬院門、数馬門の、三橋と三門があった。
赤坂門は現在も地名がのこっているが、あとの二つの跡は埋め立てられて、明確な場所は不明である。

那珂川をこえて博多の街に渡る橋には、大きな枡形の関所があったので、枡形橋という名前は、ここの場所をいみしている。


城の南側には、出入り口がなく、唯一西南側にある花見櫓付近から出る門が、追廻門とよばれた。
近くに馬場があったからであろう。今は美術館やNHK福岡局がある付近である。
大濠公園から天守をみた名所絵図がある。



城郭の内部の御門や、その後移設された門などは省略する。

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