2021年4月23日金曜日

脳と心臓

 


氷が解ければ「水」になると答える脳にたいして、「春」になると答えるのは心である。

心の問題を科学するのは心理学と思っていたが、最近では、脳科学という言葉をよく聞くようになった。
メディアに登場する脳科学者では、茂木健一郎氏や澤口俊之氏、久保田カヨ子、中野信子などが有名だ。
心理学といえば、フロイトの深層心理学から始まるながい歴史があるが、その後の医学やエレクトロニクスやコンピューターの発達により、脳と心の研究も多様化した。
具体的には、神経科学、認知科学、生体生理学、心理物理学、心理学、電気生理学、生体工学などがある。
これらを活用してして脳の研究をするのを総合して脳科学といっている。
しかし脳(物質)と心(エネルギー)は次元が異なるものだから、これを繋ぐ伝達メディアが存在するか?の解明が必要だ。
脳内ホルモンという説
もあるようだが、まだ定量化された研究はなく、反対論もあるようだ。
一遍和尚の和歌。
  「心をば 心の怨みと こころえて
    心のなきを こころとはせよ」
日本語では、心とこころも、微妙な違いがある。
英語でも、ハートは気力と心臓の両方の意味をもつ言葉で、
洋の東西を問わず、むつかしい問題である。

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